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星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポートをしている僕の徒然

高騰する野菜と家計の戦い

エッセイ 徒然のこと

 こんなに雨の多い今年はやっぱり珍しいんだと思う。昨日も僕は野菜の値が高いことと戦い続けた。奇しくも時を同じくして衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会ではTPP承認案と関連法案を賛成多数で可決した。TPP採決を強行する委員会をその時点ではまだ知らなかった僕は、キャベツが1個あたり450円もするのに呆れ果てながらもっと安い値で買えるお店を探すため、延々と歩き続けた。豚バラ肉にしてもお店によって値段がもの凄く違う。国産の豚バラ肉よりもアメリカ産の豚バラ肉が安く、アメリカ産の豚バラ肉よりもスペイン産の豚バラ肉のほうが安い。国産の豚バラ肉とスペイン産のそれとでは値が圧倒的に違う。肉の味については知らない。旦那衆がキャベツ1個あたり450円もするのをまるっきり知らないのと同じように。

 

 現時点で、値が安い野菜は白菜ともやしとキノコ類くらいしかない。だがどうしてだろう、白菜の値段がジリジリと値上がりしつつある。せめて人参を加えたほうが料理に彩りが添えられて、見た目も美味しそうになるのだけれど、そんな離れ業はとうてい叶わないのがほんとうのところだ。パプリカだなんて論外だと思う。贅沢をしたいのならば、旦那衆が頻繁に行く帝国ホテルで飯を喰ってほしい。そこでならキャベツが1個あたり450円かかることなど何も知らずに済むのだから。壱万円札をポンと10枚くらい並べれば、ロイヤルストレートフラッシュになり勝ち組になるのだから。どうぞ勝手にしてほしい。

 

 農地法という法律があるのだが、かつて僕が学生だった頃、「鍬も鋤も手で触った試しもない凡庸な学者が、農地法の研究をしているんだぜ」と友人たちと嘲笑っていたことがある。このような似非学者、似非知識人は実際かなり多い。その人数は「凡庸」の数と全く一致している、そう言っても言い過ぎにはならない。凡庸な学者たちにはどうかどこかのスーパーでレジ打ちと笑顔の訓練でもしてほしい。

 

 季節は秋から冬へと移ろいつつある。懐も寒くなる。僕にはクリスマス・イヴとクリスマスの仕事がもうとっくに組まれている。なんだか遣り切れない気持ちで、明日の日曜日も仕事だ。