星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポートをしている僕の徒然

生きているだけでもいいじゃない

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精神病という疾患は、難病には指定されていません。
難病にカテゴライズされていない精神病、
でも、確かに重たい病いで、生涯に亘り精神安定剤を飲み続けなければなりません。中途半端な服薬をすると、トンだことになってしまうね。或る意味、難病よりも重たいビョーキなんだと思います。いろんな意味で《はみ出してしまう》のが、精神病。症状が安定するまでに、かなりの時間を費やしてしまう。

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回復期に差し掛かっても、それまでに相当な歳月を費やしているから、就職もなかなか厳しいですね。かりそめに職に就いたとしても、大半の精神障害者が俄に辞職してしまいます。職場が見つかる頃にはもう疲れ果てていて、生きた心地もなく仕事を始めことになります。疲労困憊にして疑心暗鬼、無鉄砲な劣等感を隠しながら、「それでも責任を以て生真面目に仕事をします」。だけど、一抹の不安で胸がいっぱい。何かしら《取り残された》気持ちになって、気づいたら孤立無援で苦しんでいる。遂にヤケッパチにもなり、その分またセンチメンタルにもなる。

《人生とは、なにか?》そんなことばかりに思いを巡らせている。

 同人誌への投稿を頻りにして、文壇への憧憬を募らせてばかりいる。

でもね、そういう生き方が性分ならば、仕事のことはともかくとして、生きているだけでもいいんじゃないかな。どんなに努力しても、分からないことは分からず、分からないことを分からないままに生きていく。《美しく歳を重ねる》とは、そういうことなのかもしれません。なにも我武者羅に働く事だけが人生なのではないし、狂気という優れて貴重な想像力があるのだから、社会保障制度をうまく活用して、歓びを膨らませて生きていく。この世の中に、そのようにして自由を謳歌していく精神障害者がいても佳いと思う。