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星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポートをしている僕の徒然

恋煩い

まだ数ヶ月しか経っていない。
彼女と別れた。

その更に数ヶ月前、別の彼女と別れた。
日めくりのカレンダーよりも目まぐるしく恋人が変わる。

恋は、道端に転がっている小石の数と同じくらい無数にある。
恋の容易さに僕は眩暈がする思い。

一頻り恋が終われば、1ダースの恋愛小説が書けるのかもしれない。
そして次の恋を待つ間に、散財もせず、写真をたくさん撮る。

パソコンもスマホも使わず、紙とペンで丹念に書くラブレター。

スケッチする時間を惜しんで丹念にラブレターを書く。



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互いの柔らかい肌が刺激を与え合い快楽をもたらす。
心と心が混ざり合い、身体がとろけるが、
終わってみれば「最大公約数」を私たちは探し、
遂にその数学の解はなく、
「最大公約数」の政治力学だけが残る。
大抵は男性が凱歌を上げるのが歴史だった。

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いま彼女はひっそりと暮らしている。
誰にも邪魔されず、朝から夕暮れまでの労働をする。

イタリアのマドラス、その高価な革靴を僕は履き、
しっかり大地を歩くため、希望の前進を試みる。
後ずさりしたい気持ちをひた隠しに隠しながら。