星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポーターをしている僕の徒然

なかなか天使になれなくて

聖なる夜に、淋しそうな一本のマッチの炎が、

妖しく揺らめいては、消えていく。

街ゆく人々の、忙しそうな足音に耳を澄ます。

あの賑やかな笑い声や、今宵にうってつけの鮮やかな衣装。

聞こえもしないし、見えもしない。

炎の青い光の中に、なにもかもを閉じ込めて、

私は忘れ、

忘れられた私が、いる。ここに。

囚われの少女と呼ばれる私が、いる。

ここには青の世界しかなくて、

そして蒼白な知性も、ここに。

宴が鳴りやまず、オレンジ色した近衛兵が、

勇ましい軍靴を鳴らすも、

青い、青い、私の目には、私の耳には、

もう届かない。

海。

きっと、ここでは、

なかなか天使になれなくて。

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