星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポートをしている僕の徒然

謎の空間、未知の時間

今だからこそ分かることがある。

未だに分からないこともある。

謎の空間、未知の時間。
空間を押し広げようとして、トイレの壁に両手をあてる。実際に四方の壁を押してみる。ところがどっこい何ら変わりはしない。ずーっと壁を押す。なかなか変化は起こらない。変わるのはむしろ刻々と前方へ行く時間だけ。壁を押してもムダなことだと悟ることになる。

そんなことをしていたら、大学の新聞の編集さんから、原稿不採用の報せが届く。その当時には、私にも若さがあった。やり直しなら何度でもできる。原稿は水に流すしかなかった。時間はしかしなかったように思う。

時間は、ないのが、普通なのかもしれない。あくせく生活しているうちに、時間は相殺されていく。ところが季節の流れはそれと少し異なって、ゆったりしている。朝起きて歯磨き洗顔を済ませる日常とはちょっと違う。日常生活の窓の外に季節があるのかもしれない。

謎の空間、未知の時間。空間と時間が交差しているのが、現実だとしたら、既に私は現実を失ってしまっている。喪失感が根強い。いつか、いつか、と、耳をすませて過ごすうちに、気がつけば季節が変わって冬が近くなっている。f:id:atorie-hama3o2o3s1965447:20141120004013j:plain