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星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポートをしている僕の徒然

ひとり

生まれ落ちて、最期まで、 わたしの主観は、ひとり。 揺り籠から墓場まで、その経済の仮説も危うく、 最果てに運ばれ始めて分かる誤謬。 ひとりのわたしがひとりのあなたと水の中で出会う。 孤独が闇によって隠される、 この宵の口に、昼間の喧噪が残骸とし…

交歓

ある誠実は、やがて不実になる。 ある不実は、やがて誠実になる。 今や、誠実も不実もなく、 歴史に連なる現実がある。

神話と正義

神話が耕すと、 正義が斧をふるって稲の首を落とすから、 またやり直しになる。 仕舞いに正義が神話を斧で断ち切るから、 永遠が途絶えてしまう。 クリスマスに、祈る。 願いが届くのは、いつ?

月の光

月の光を糸にして、 織った貴重な和服の艶やかさは、 月光の色を放ち、 着る人もなく、 翳がお似合いの鏡のなかで、 探す涙の温かさ。 小鳥が、逃げ惑い、 寝床の落ち葉に横たわる。 いつか。

真夜中、窓から見えぬ月

世知辛い東京に、真夜中が訪れる。 東京とは何だろう、考えが浮かばない。 窓辺で書く。 何も聞こえない訳では勿論なく、 クルマが静謐の邪魔をする。 月も浮かばず、 月に吠えることもできず、 裸の。 頑強な秩序や、確固たる社会や、 それが見えない真夜中…

崩れ落ちそうなあの涙

感傷は感傷を呼び起こすことがあるから、 臆病なわたしは今夜せめて感傷を敬遠しよう。 ひとまず感傷から解放された新たなカラダで、 明日を迎えることにしようか。

夢を視すぎた私たち

受難。 なんとはなしに、先生が奨める夢を視て、 来る夜、来る夜、夢を視て、 或る夜、気づけば、世界との接点を見失い、 どん底に陥った私たちは、 奈落の子どもとして、 自分自身を認識した。 それでもやっぱり夢を視て、 お医者から障害者と認められ、 遂…

ニセ紳士とニセ淑女

紳士でもなく、淑女でもない、 私たちカップルは、 根っからの不良なのかな? 誰をも騙さず、 誰からも騙される、 私たちカップルは、 根っからの不良なのかな? ナィーブな顔立ちをしている、 私たちカップルは、 みんなから蔑まれ、 ひとりぼっちとひとり…

心の傷が消えるまで

ハチャメチャだったあなたの過去も、 どしゃ降りだったあなたの過去も、 誤解ばかり招いて益々あなたは傷つき、 心は跡形もないと泣きじゃくる。 わたしがそばにいたいと申し出たら、 嘘つき!とあなたは叫んで気を失った。 怒鳴って、叫んで、癇癪を起こし…

子宮を9回蹴る男

知らない。 僕も、知らない。 見たことが、ない。 子宮を9回も蹴る男がいるという。 何処かで待ち伏せして、女を襲うという。 「たったの、9回さ」と嗤う男を、僕は知らない。 アンガーマネジメントとかなんとか、言っている場合ではない。 何かに帰依してい…

菫色のこの世界を薔薇色に染め上げよう

ゆっくりと陰鬱な瞳を道端の吐瀉物に投げかける。 誰が、吐いたのだろう? 強姦された女が、吐いたのか? 甘いクスリの臭いが漂う。 覚醒剤ではない、大麻だ。 クスリが混入していた袋は、風が何処かへ運び去った。 売人などもういる筈もなく、彼はこの新宿…

狂い咲きの枝垂れ桜の下で私たち

都内の下町は深川で、あのとき別れた私たちは、 偶然で、 偶々の出逢いがあったからこそ、 伊勢屋の団子を食べながら、 誰の所為でもなくただ風のせいで、 そよ風が吹いていたから、 暖かい。 感傷とは堕落で、涙は醜い・・・ としていた僕にとって、 冷たく…

きっといい夢を・・・・・・

昼から宵の口にかけて、 たとえ辛いことばかりだったとしても、 朝から昼にかけて、 死にたくなるほど苦しいことばかりだったとしても、 生きることを躊躇わず、 難解なことに少し無頓着になろう。 辛くなったり、死にたくなったり、 するのは、実はあなたの…

気にせず前へ進もう

憐れさから遠ざかり、遙か凌駕して遠ざかり、 頑なな沈黙からも遠ざかり、 涙への嗜好も全く無しで、 追憶を頼りにしながら、 追憶さえもを時には打ち破り、 私たちは進もう。 幻影の最果てにいたことを想起せず、 薄暗い蠟燭を吹き消して、 LEDを灯そう。 …

私は僕を葬送する

私は、僕を、鏡で、よく見た。 僕は、鏡のなかにいたのを私は追憶する。 仄暗い鏡のなかは、 外の淫猥な紅いネオンとは場違いな、 気がして眩暈がまた。 クルマのクラクションが、 オレンジ色のハザードに、 負けない喧しさで、 あ、 霧が充ちてくる。 私は…

きっと、太宰治を好んだままの中二病

不安や心配や寂寥や孤独や孤立や月夜や雨などに 襲われると、 儚さ故かな、 太宰治を読みたくなって。 安定剤を飲まずに出掛けたあとの昼下がり、 後の祭りで体調を崩すのがいつもだから、 誰もが見ない幻視をたったひとりで眺めてる。 いじけたりしないで済…

朝の雨、匂い

昨夜から降り続く柔らかな雨。 雨降りに特有な、甘酸っぱい匂い。 喧噪はさほど聞こえず、 出勤前に、僕は文章を綴る。天から雨が降りてくる。 静寂をクルマのクラクションが妬みつつ切り裂く。電車に乗るには、まだ間がある。 孤独と靜逸を愉しむために、朝…

夢を阻むモラル

モラル、モラル、モラル……… 声高にそう主張される時代の到来に、 敏感であるために、 ダンス、ダンス、ダンス、 私たちは音楽を聴こう。何かを罰しようと「モラル!」と叫ぶ人々が、 私たちの人間性を蹂躙しようと目論んでいる。欲望が幽閉され、恋が困難に…