星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポーターをしている僕の徒然

エッセイ

強くもちたい自己肯定感

自虐的になるのは悪い仕種ではないと思う。 恥を引き受けることと同じくらい、むしろ大切なことなんだと思う。 終戦記念日。72回目の終戦記念日。 正確には敗戦記念日なのかなぁ。 ともあれ、平和が尊重される歳月が定着した。 僕の伯父は、戦死している。二…

ぶっ通しで仕事、真夏を駆け抜けよう❣️

今日から来週の金曜日まで、ギッチリ仕事のスケジュールが組まれている。土曜、日曜、そんな重宝なものはあったものではない。言い方が「紳士的ではない」かもしれないが、土日も糞もあったものではない。体調を崩すとかなんとか、ささやかなそんなこともあ…

秋の風〜亡くなった伯母

仕事から帰ると、伯母が亡くなったとの報せを受けた。 伯母は年老いていた。僕がまだ小さかった頃、いつも可愛がってくれた。東北訛りがなくならない、苦労に苦労を重ねた心優しい人だった。僕にとっての伯母のイメージは、上野駅で、沢庵と柔らかいうどんが…

或る美しさ、『やまない雨はない』

異論の噴出しそうな美を巡る学術的な話題を敢えて避け、川端康成ふうの「或る美しさ」と据え置くしかなかった。他に幾つかの題が思い浮かんだが、品詞から成り立つそのどれもが中途半端だったり、美とは何かについての主観的な説明だったりして、意味のない…

血の涙、不思議な危うさ

夜空の帳をあけて満月がぼんやり浮かび上がるとき、ウサギは何を想うだろう。 ウサギは、ジョン・アップダイクの『走れウサギ』のこともあれば、アマミノクロウサギのこともある。 双方、あまり仲が良いとは必ずしも言えず、その間をハブが苦しそうにのたう…

猫のいない寂寥感

猫、仔猫。 猫を見かけない日があると、忽ち僕は窒息する。 首でもくくらなければならない、そのくらいの淋しさに襲われる。 ビョーキなのかもしれないし、ビョーキというのは如何にも大袈裟なのかもしれない。ビョーキというのは、特に心因性のそれはその程…

イタリアへ行きます

日本ではまだまだ暑い日々が続いています。 昨日は東京でも異例の蒸し暑さで、御多分に洩れず僕も大量の汗をかいて仕事をしていました。バケツをひっくり返したような汗をかき、シャツもパンツもグッショリびしょびしょ。こんな恰好では帰れないなぁ、と思い…

いつも微笑みを❣️

仕事が辛くても、失恋の痛手がひどくても、「疲れた〜」と容易く言わずに、いつも微笑みを浮かべている人こそ魅力的なのかもしれない。仕事が辛いのは当たり前で、辛い辛いとばかり言わずに過ごしたい。環境への適応能力が脆弱だと、仕事はいっそう辛いもの…

仕事にうつつを抜かす我ら日本人の哀れ

ガッツリ今日も仕事をした。 気温と湿度が高くなるにつれ仕事量を高める我ら日本人とはいったい何だろう? 自虐的だ、そう難じる向きがあるのは百も承知で、しかし自虐的なことだとしても、自虐を可能にする「風土」があるのは事実だと思う。こんな風に書く…

妖怪ものを好む僕は下町ッ子

京極夏彦さんの小説が好きで、あの怖〜い噺の進め方に感嘆する。 面白いからどんどん読める。 朝顔の咲く頃まで読み続けるのは、不健康なのかもしれない。 夜更けに読むと却って面白さが増長する場合もある。 イギリスの作家が得意とする幽霊のでる小説など…

煌めきの翳に潜む狂気

当時の日本は未曾有の好景気で何ら失ったものもなく、正に世界経済を牽引していた。人々は《凡庸》と口々に笑い、時に嗤っても何故か嫌味がなかった。東京は満天の夜空を兆単位のネオンで焦がし、かりそめに月が欠けてもあの圧倒的なネオンで夜は哄笑の一人…

毎日がファッションショーでダンスパーティーだったあの頃

追憶、というあまりにも甘美な名詞をあの頃のために費やして佳いのかどうなのか、迷う。凡庸といえばそれ相応に凡庸だったに過ぎなかったのかもしれないから。充ちていく恋もいつかは必ず滅び去るように、あの日々も追憶から滑り落ちやがて記憶から滅びるこ…

退屈凌ぎに観念としての《民衆》について思索してみませんか?

冷たい雨が降りしきる東京の下町、夜明け前です。 洗濯には向いていない生憎の天候となりました。 子どもたちにとっての最良で最善のクリスマス前の雨となりますよう、祈ります。 クリスマスは、雪の降るホワイト・クリスマスがやっぱり佳いんじゃないかなぁ…

これからも生き続ける愉しみ

生きていることそれ自体がラッキーだと感じることの幸せは、絶望が存在していることが鍵になっているのかもしれない。数多の不運、無数の不幸せ、裏切られたことによる涙、信頼相手の不在、難解な病、想像の限界、自嘲の混在する孤独、壁、信じることの著し…

意味を問わない愉しみ

土砂降りの雨だった今日の午前中、その昼前あたりから雨上がり、帰宅時の電車の中はさぞかし置き忘れの傘がたくさん並ぶのだろうな、そんな心配をしていた。仕事場から東京スカイツリーが見える。その界隈の一角に、僕の部屋がある。一角、というとなんだか…

A NIGHT IN TUNISIA

まだ学生だった頃、巷にはジャズ喫茶が満ち溢れていた。 日本で最初のジャズ喫茶として店をオープンさせたのは、東京は下町、上野の《イトウ》という漆黒の紫煙たちこめる店舗で、僕が最初に入ったジャズ喫茶がそこだった。田園調布に住む友だちが《イトウ》…

専門家が完璧だとは限らない

世の中には、付き合いやすい人がいれば、なにか気難しい付き合いづらい人もいる。気さくな人柄の人がいる一方で、奇妙なまでに自己に凝り固まる人がいる。こざっぱりとした服装なら大抵は好まれるだろうが、それが極端に上品なら嫉妬や嫌悪を招きかねず、も…

生活支援が私の専門、そう彼女は言う

かつて大変お世話になった女性がいる。 「生活支援が私の専門だから」と、大学院でドクターを目指す彼女は言った。当時の僕は生活支援とはどんなものなのか、詳細をよく知らなかった。今、僕が分かるのは、生活支援こそ福祉の要だという事実で、当時もっと彼…

休みは一週間に一日(笑)

今日も無事に仕事が終わりました。 最近は一週間に一日の割合で休日があります。一週間に二日の休日をいただきたいとは全く感じません。仕事があり、働けることの素晴らしさを僕は満喫しています。当初の僕の目標は、《不眠不休で働くこと》で、その目標に一…

人生と世界の双方を変えよう

人生という代物は、人生を変えるためと世界を変えるためにあるんだと思う。 傷心の夜を歓びの朝に変えるため、悲劇の世界を幸運の世界に変えるため、そのために人生という長い時間が用意されているんだと思う。僕は宗教家ではないから、あの世があるとは俄に…

怖い作品を好む

遂に出た。 書楼弔堂 炎昼 (集英社文芸単行本) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/11/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 早速Kindleにて購入した。定価は税込み2052円だが、僕の場合Amazonポイントが611円付与されて、14…

好きな人に見せたい今後の世界

僕が精神障害を患った頃にはまだ障害者自立支援法はなかった。病棟へ入り正にどん底の世界を漂うように彷徨っていた。極端に神経質だったから、当時、異臭を放つことなど僕にはなかった。食べるカネがなかっただけに、これまた極端に痩せていた。それでも生…

仲の良いともだち

足跡を追う人もいれば、先鞭をつける人もいて、項垂れて歩けばついつい電信柱にカラダごと当たってしまう、そんな危うささえ潜んでいるこの刺激的な東京が僕は好きだ。ここには全てが揃っている。微笑みも、歓びも、哀しみも、そして虚しさも。虚脱感を禁じ…

月の翳が滴る東京で・・・

「ほら、秘密の鍵が、解けた」 フランソワーズ・サガンは小説の中でそう綴る。 鍵を無くした人には《ごめんなさい》と言っておこうか。 故意に鍵を隠した人や、故意に鍵を棄てた人には、さて、何て言おうか。 私たちの《あの痛烈な日々》は祝祭の序章にすぎ…

『精神科ER 緊急救命室』を読んだ感想

精神科ER 緊急救命室 (集英社文庫) 作者: 備瀬哲弘 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/10/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 精神障害を経験した者としてこの著作を読んだ。この著者は精神科医、お医者だ。僕は医療に従事したことがない…

スーパームーン前夜

こんばんは。 つい先程、宵の口に撮った月の写真です。 昨日が実は《介護の日》だったんですね。でも《ポッキーの日》だとする見解に押し潰されそうになったのは悲しい現実でした。かろうじて新聞だけは《介護の日》としてたくさんの記載をしてくれてはいま…

高騰する野菜と家計の戦い

こんなに雨の多い今年はやっぱり珍しいんだと思う。昨日も僕は野菜の値が高いことと戦い続けた。奇しくも時を同じくして衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会ではTPP承認案と関連法案を賛成多数で可決した。TPP採決を強行する委員会をその時点ではまだ知らな…

体調の波

ココロの病には体調の波があるのが普通だと思う。 一頻り佳くなっても一頻り悪くなる。そんな一喜一憂をしているうちに、疲れ果ててしまう。一定の精神状態に持っていくのにかなりの歳月を費やしてしまう。転職したいという気持ちが生じるのも、もしかしたら…

あなたの病が痛々しくて

福祉の現場は、朝から今日も怒濤の忙しさで、お昼になっても昼食だなんて到底ムリだった。午後三時頃になってやっと昼食を摂ることになる。その時点でもう疲労困憊になっている。吉野家で豚丼の並を食べてまた直ぐに仕事にとりかかる。よほど好きでないと決…

読書について

紙の本から縁遠くなって久しい。 大抵はKindleの電子書籍を読むのが習慣になっている。たとえ専門書でも、Kindleで買えるものは電子書籍で読む。紙の本から電子書籍へ移行する途中で、僕自身、かなりの戸惑いがあった。たまたま大学が神田にあったから、神保…