読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

星影にひそむ星々の会話~星座の文法~

精神障害者ピアサポートをしている僕の徒然

大晦日の宵

いろいろなことがあったこの一年でした。 最初の頃は、縷々とした具合にPCでデータベースを作っていました。それが当時の僕の主な仕事で、胃が痛む思いでした。 以来、あっという間の一年(こういう体言止めを作家の京極夏彦さんは嫌う)。 だけど(この品詞を…

ひとり

生まれ落ちて、最期まで、 わたしの主観は、ひとり。 揺り籠から墓場まで、その経済の仮説も危うく、 最果てに運ばれ始めて分かる誤謬。 ひとりのわたしがひとりのあなたと水の中で出会う。 孤独が闇によって隠される、 この宵の口に、昼間の喧噪が残骸とし…

美しさ

なんの衒いもなく女性が優しく手を差し伸べる。 母性からではなく、女らしさからでもなく、 そっと顔を赤らめて、差し伸べる。 ありがとう、僕は言った。 その後のことは、秘密です。

交歓

ある誠実は、やがて不実になる。 ある不実は、やがて誠実になる。 今や、誠実も不実もなく、 歴史に連なる現実がある。

神話と正義

神話が耕すと、 正義が斧をふるって稲の首を落とすから、 またやり直しになる。 仕舞いに正義が神話を斧で断ち切るから、 永遠が途絶えてしまう。 クリスマスに、祈る。 願いが届くのは、いつ?

月の光

月の光を糸にして、 織った貴重な和服の艶やかさは、 月光の色を放ち、 着る人もなく、 翳がお似合いの鏡のなかで、 探す涙の温かさ。 小鳥が、逃げ惑い、 寝床の落ち葉に横たわる。 いつか。

真夜中、窓から見えぬ月

世知辛い東京に、真夜中が訪れる。 東京とは何だろう、考えが浮かばない。 窓辺で書く。 何も聞こえない訳では勿論なく、 クルマが静謐の邪魔をする。 月も浮かばず、 月に吠えることもできず、 裸の。 頑強な秩序や、確固たる社会や、 それが見えない真夜中…

インディペンデンス

自己肯定感が脆弱になるに伴い、インディペンデンスは弱くなる道理で、様々な猜疑心やら疑心暗鬼やら或いは良心の呵責やらの、謂わば不穏を惹き起こす困難なフィルターを経て、漸く確固としたインディペンデンスが得られる可能性が希望として見出だされるよ…

お子様ランチ

あの、子どもだった頃、一番大好きな食べものといえば、カレーライスではなくて、ちょっとしたレストランで供される、お子様ランチでした。レストラン、とは云っても、高級なところではなく、かつての秋葉原デパートにあったようなレストランです。 亡父がな…

冬休みはありません

別にリア充ではないんだけれど、僕に冬休みはありません。年末年始も暦通りです。 12月31日は土曜日だからお休み、1月1日は日曜日だからお休み、それだけです。ウイークデイはいつも仕事だから、まぁ、これが僕にとっての普通です。12月30日と1月2日はウイー…

キラキラとした特権的な感受性(笑´∀`)

かなり僕は疲れているような気がする。 普段は結構器用なほうなんだけれど、今日は少しずつ違っていて、優しい上司にも手厳しいメールを送信して後悔した。地方行政との折り合いがつかず、なんだか苛立ちを禁じ得なかった。働き過ぎなのかもしれない。精神障…

崩れ落ちそうなあの涙

感傷は感傷を呼び起こすことがあるから、 臆病なわたしは今夜せめて感傷を敬遠しよう。 ひとまず感傷から解放された新たなカラダで、 明日を迎えることにしようか。

煌めきの翳に潜む狂気

当時の日本は未曾有の好景気で何ら失ったものもなく、正に世界経済を牽引していた。人々は《凡庸》と口々に笑い、時に嗤っても何故か嫌味がなかった。東京は満天の夜空を兆単位のネオンで焦がし、かりそめに月が欠けてもあの圧倒的なネオンで夜は哄笑の一人…

それでも愉しい仕事

大変なのが僕の仕事のいつもなんだけれど、もし今の仕事がなかったら、と想像に難しいことを考えただけで恐ろしい。仕事を通して成長することが殆どの僕にとって、仕事のない生活というのは想像さえできない。とりとめもなく散歩したり、思考を虚しく逡巡さ…

UH,FU,FU,FU

今朝、いきなり仕事がドバッと雪崩をうったようにやってきた。いつものこととはいえ、流石に消化不良になって、体調を崩した。うっかり安定剤を今朝は飲み忘れ、まぁ様々なファクターが複雑に絡み合い、体調を崩したのだった。魔女のように不思議な微笑も浮…

節約したいけれど・・・

先日、チームの或る人が「愛着障害だから」と言ったので、僕は漠然とノートに「愛着障害」と記述して、実は不安に駆られた。過去にその用語に出くわしたことがあったが日々の仕事の多忙を理由に詳しく調べ上げることを怠っていたからだ。そこで日曜日だった…

タトゥー、グロス、ベッドの外のキス

そんなに熱くもないキスを私はごくありきたりに終わらせた。TVの陳腐なドラマが「フツー」と呼んでいる、そういうキスだった。私はちょっと有名な「フツー」の大学で理学を学んでいる。芸術学部にほんとうは籍を置くつもりだったが、法学部と理工学部を受験…

毎日がファッションショーでダンスパーティーだったあの頃

追憶、というあまりにも甘美な名詞をあの頃のために費やして佳いのかどうなのか、迷う。凡庸といえばそれ相応に凡庸だったに過ぎなかったのかもしれないから。充ちていく恋もいつかは必ず滅び去るように、あの日々も追憶から滑り落ちやがて記憶から滅びるこ…

1月2日から仕事です

働くことが好きなので、1月2日から仕事が始まります。1月1日から仕事にしたかったのですが、「それって、マズいよ」と言われて、仕方なく2日からの仕事になりました。まぁ1月1日から仕事を致しますと、夢も希望も利用者さんに与えることがムズカシイとのご判…

退屈凌ぎに観念としての《民衆》について思索してみませんか?

冷たい雨が降りしきる東京の下町、夜明け前です。 洗濯には向いていない生憎の天候となりました。 子どもたちにとっての最良で最善のクリスマス前の雨となりますよう、祈ります。 クリスマスは、雪の降るホワイト・クリスマスがやっぱり佳いんじゃないかなぁ…

お年賀状を書く季節

今、チョッと空腹気味です(^_^) そろそろ冬至が差し迫る季節となりました。 ゆず湯にゆったり浸かりつつ、この一年を振り返る頃です。 こういう時世に際して、俳句や短歌を少しでも、拙くても佳いから、詠めたならなぁとつくづく感じます。俳句のサークルに…

これからも生き続ける愉しみ

生きていることそれ自体がラッキーだと感じることの幸せは、絶望が存在していることが鍵になっているのかもしれない。数多の不運、無数の不幸せ、裏切られたことによる涙、信頼相手の不在、難解な病、想像の限界、自嘲の混在する孤独、壁、信じることの著し…

意味を問わない愉しみ

土砂降りの雨だった今日の午前中、その昼前あたりから雨上がり、帰宅時の電車の中はさぞかし置き忘れの傘がたくさん並ぶのだろうな、そんな心配をしていた。仕事場から東京スカイツリーが見える。その界隈の一角に、僕の部屋がある。一角、というとなんだか…

夢を視すぎた私たち

受難。 なんとはなしに、先生が奨める夢を視て、 来る夜、来る夜、夢を視て、 或る夜、気づけば、世界との接点を見失い、 どん底に陥った私たちは、 奈落の子どもとして、 自分自身を認識した。 それでもやっぱり夢を視て、 お医者から障害者と認められ、 遂…

恩を仇で返す奇っ怪な人

福祉職でもなければ、販売職でもない、もちろん知識人でもない、ましてや芸術家でもない、あれは何だろうと小首を傾げたくなる野暮な人に、僕はまぁPCに関する本を何冊もあげたのだが、なにを勘違いしたのだろう、それを仇で返された。意味が分からないし、…

A NIGHT IN TUNISIA

まだ学生だった頃、巷にはジャズ喫茶が満ち溢れていた。 日本で最初のジャズ喫茶として店をオープンさせたのは、東京は下町、上野の《イトウ》という漆黒の紫煙たちこめる店舗で、僕が最初に入ったジャズ喫茶がそこだった。田園調布に住む友だちが《イトウ》…

ニセ紳士とニセ淑女

紳士でもなく、淑女でもない、 私たちカップルは、 根っからの不良なのかな? 誰をも騙さず、 誰からも騙される、 私たちカップルは、 根っからの不良なのかな? ナィーブな顔立ちをしている、 私たちカップルは、 みんなから蔑まれ、 ひとりぼっちとひとり…

専門家が完璧だとは限らない

世の中には、付き合いやすい人がいれば、なにか気難しい付き合いづらい人もいる。気さくな人柄の人がいる一方で、奇妙なまでに自己に凝り固まる人がいる。こざっぱりとした服装なら大抵は好まれるだろうが、それが極端に上品なら嫉妬や嫌悪を招きかねず、も…

生活支援が私の専門、そう彼女は言う

かつて大変お世話になった女性がいる。 「生活支援が私の専門だから」と、大学院でドクターを目指す彼女は言った。当時の僕は生活支援とはどんなものなのか、詳細をよく知らなかった。今、僕が分かるのは、生活支援こそ福祉の要だという事実で、当時もっと彼…

休みは一週間に一日(笑)

今日も無事に仕事が終わりました。 最近は一週間に一日の割合で休日があります。一週間に二日の休日をいただきたいとは全く感じません。仕事があり、働けることの素晴らしさを僕は満喫しています。当初の僕の目標は、《不眠不休で働くこと》で、その目標に一…

心の傷が消えるまで

ハチャメチャだったあなたの過去も、 どしゃ降りだったあなたの過去も、 誤解ばかり招いて益々あなたは傷つき、 心は跡形もないと泣きじゃくる。 わたしがそばにいたいと申し出たら、 嘘つき!とあなたは叫んで気を失った。 怒鳴って、叫んで、癇癪を起こし…

人生と世界の双方を変えよう

人生という代物は、人生を変えるためと世界を変えるためにあるんだと思う。 傷心の夜を歓びの朝に変えるため、悲劇の世界を幸運の世界に変えるため、そのために人生という長い時間が用意されているんだと思う。僕は宗教家ではないから、あの世があるとは俄に…

子宮を9回蹴る男

知らない。 僕も、知らない。 見たことが、ない。 子宮を9回も蹴る男がいるという。 何処かで待ち伏せして、女を襲うという。 「たったの、9回さ」と嗤う男を、僕は知らない。 アンガーマネジメントとかなんとか、言っている場合ではない。 何かに帰依してい…

怖い作品を好む

遂に出た。 書楼弔堂 炎昼 (集英社文芸単行本) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2016/11/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 早速Kindleにて購入した。定価は税込み2052円だが、僕の場合Amazonポイントが611円付与されて、14…

ターミナルケア

どうしようもない不幸せ により、ターミナルケア を職務上、 おこなうことがある。福祉職にとって、これほど辛い心労はない。悲しみ ですとかを通り越して、遣りきれない。仕方ないといえば、身も蓋もない。そのように割り切ることが 僕にはできない。よほど…

体感温度0°

ここ都内の下町、東京スカイツリー界隈では、とても寒い朝を迎えています。 小雨がパラつき、まだ夜は明けぬ、6°しかない生憎の気候です。電車は遅延しそうな気配です。6時26分に日が出る見込みだったのが、この空模様ではとても太陽は望めません。スマホは…

菫色のこの世界を薔薇色に染め上げよう

ゆっくりと陰鬱な瞳を道端の吐瀉物に投げかける。 誰が、吐いたのだろう? 強姦された女が、吐いたのか? 甘いクスリの臭いが漂う。 覚醒剤ではない、大麻だ。 クスリが混入していた袋は、風が何処かへ運び去った。 売人などもういる筈もなく、彼はこの新宿…

負けるのが巧くなった昨今の強み

負けず嫌いだった。 凡庸、という言葉を好んだ。 社交辞令に慣れなかった。 「親譲りの無鉄砲で、子供の時分より損ばかりしている」 そんなだった。 凡庸さについてお話させていただきます 作者: 蓮實重彦 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1986/10 メデ…

好きな人に見せたい今後の世界

僕が精神障害を患った頃にはまだ障害者自立支援法はなかった。病棟へ入り正にどん底の世界を漂うように彷徨っていた。極端に神経質だったから、当時、異臭を放つことなど僕にはなかった。食べるカネがなかっただけに、これまた極端に痩せていた。それでも生…

恵比寿の光景

愛することは罪ですか?

どなたかの配偶者ならばいざ知らず、そうでない独身者を愛することは罪ですか? マルセル・デュシャンの作品だったろうか、フランスの芸術家の作品に『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁でさえも』と題する美術がある。デュシャンといえばとかくスキャ…

体験

精神障害には、波がある。 その波が時には困難を引き寄せるから、厄介だと溜め息をつく。かなり昔、僕は一時的に福祉職を辞したことがある。で、販売職に就いた。どうしてそうなったのか、藪の中だが、番狂わせには違いなかった。気紛れにしては思慮が足りず…

狂い咲きの枝垂れ桜の下で私たち

都内の下町は深川で、あのとき別れた私たちは、 偶然で、 偶々の出逢いがあったからこそ、 伊勢屋の団子を食べながら、 誰の所為でもなくただ風のせいで、 そよ風が吹いていたから、 暖かい。 感傷とは堕落で、涙は醜い・・・ としていた僕にとって、 冷たく…

行くぞ!

お金がたとえ巨万あったとしても、そんなものは邪魔なんだ。役に立たないそんなものは、この際僕は除外したい。さりとて精神的にのみ生きることはムズカシイ。欲望には様々なものがある。中でも取り分け人間にとっての最大の欲望は金銭欲であり、性欲ではな…

仲の良いともだち

足跡を追う人もいれば、先鞭をつける人もいて、項垂れて歩けばついつい電信柱にカラダごと当たってしまう、そんな危うささえ潜んでいるこの刺激的な東京が僕は好きだ。ここには全てが揃っている。微笑みも、歓びも、哀しみも、そして虚しさも。虚脱感を禁じ…

月の翳が滴る東京で・・・

「ほら、秘密の鍵が、解けた」 フランソワーズ・サガンは小説の中でそう綴る。 鍵を無くした人には《ごめんなさい》と言っておこうか。 故意に鍵を隠した人や、故意に鍵を棄てた人には、さて、何て言おうか。 私たちの《あの痛烈な日々》は祝祭の序章にすぎ…

陽があたらないところへのスポットライト

陽だまりに真ん丸く佇む仔猫のチャーミングに微笑む。 小春日和だったな、きょうは。病んでいる人たちも自立に向かい次第に恢復している。僕は病んでいる人たちが好きだから。《病んでいる》、この言葉を僕はそんなに好きじゃないんだけれど、世の中の「隆盛…

『精神科ER 緊急救命室』を読んだ感想

精神科ER 緊急救命室 (集英社文庫) 作者: 備瀬哲弘 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/10/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 精神障害を経験した者としてこの著作を読んだ。この著者は精神科医、お医者だ。僕は医療に従事したことがない…

フロイトとユング

まもなく仕事が始まるこの朝は、スーパームーンを今宵、控えての薄曇り。 月に纏わる伝説は、世界に数多あると思う。 そのひとつが《熱い月》、所謂《テルミドール》だと思う。 フランスのルイ王朝時代、その最後のマリーアントワネットの時代の月こそが《テ…

因果関係と人間関係

因果関係 を人間関係に持ち込む、という狡猾な狂った病を、どうしたらいいのだろう? 投影性同一視の心理メカニズムで破綻する人間関係も多い。既に私たちにとって古めかしくなった因果関係を、少なくとも或る人たちにとって過去のものとなった因果関係を、…